指導員の免許事情(1)

こんなことを言うと

古いと言われるかもしれないが

教習指導員という仕事を選ぶ人間は

運転免許をすべて持っているべきであると思う。

特に教習所で取得するのではなく

試験場に足を運んで技能試験を受験する経験は

大変貴重に思うのだ。

運転免許を商売のタネにする人間が

試験場での受験経験がないのは

個人的には恥ずかしいことだと思うのだが

最近では、ほぼすべての運転免許が教習所で

取得できるので試験場の経験がない

現役指導員は実は数多くいる。



私が試験場での運転免許取得に

肯定的な理由は教習所の腐敗を知り尽くしているからだ。

残念ながら教習所で取得する運転免許は

金で買ったものだと言って差し支えない。

現在の指定自動車教習所は

金を払って入校すれば誰でも運転免許が取得できる。

中には、『この人は運転しちゃだめだよね』

って思う人でも不正検定で数多く世に送り出してきた。

さて最近の若い新任指導員は

普通車の運転免許しか持っていない状態で入社してくる。

さらに恐ろしいことにAT限定だったりする。

昔は指導員を目指す人間は、

大型免許ぐらいは持っていないと恥ずかしいものだったが、

時代が変わったというか、

単にどこの企業にも就職できなかった

学生が教習所に入社するために

このような事態になっている。



かわいそうなのは教習生だ。

MT車の運転を外でしたことがない指導員に教わるのだ。

ちゃんとできるようになるわけがない。

教習生は自分にとって都合のいい

甘いことばかり言う指導員を猛信するために、

もうまともな指導員の言う指導には

耳を貸さない悪循環も生まれる。

新入社員が指導員の資格を取得するためには

AT限定免許では審査を受けられないために

いわゆる限定解除をすることになる。

このAT限定解除は基本的に

どこの教習所でもできるので入社する内定者は

入社までに自分で限定解除するか、

入社してから自社で限定解除をする。

この場合、入社前に限定解除する者はまだマシだ。

残念なのは入社してからのパターンだ。

この場合自社で入所する形で実施していくが、

当然今の教習所の教習水準は悲惨なものだ。

自分の会社の後輩ともなれば、

さらに甘くなって一般の教習生よりも

下手なまま卒業となる。

検定だって(限定解除は厳密には審査と言う)

身内を落とせないからお得意の不正検定が

ますますその威力を増す。

はっきり言おう。

AT限定で入社してきたような

新入社員は指導員になっても

技量も知識も一般人以下だ。

そのような指導員を先生と呼び支持する教習生を

心底哀れに思うのだ。

 

指導員が取得しなければならない運転免許は、

普通免許だけではない。

そのあたりの事情は後半で語ることにしよう。



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