路線バス式

『スクールバス』において

これについて語ると宣言した。

興味ない、と言われてしまいそうだが

宣言した手前語っていきたい。

実は教習所の闇が意外にも

ここに集約していたりする。

まずはスクールバスの王道である、

「路線バス式」からだ。

送迎バスのなかで最も分かりやすい方式だ。

あらかじめ設定したルートを決められた時刻に走行して、乗車したいお客さんを拾ってくる。

もちろん帰宅したいお客さんも同様に教習所から乗車してドライバーにルート上の降車したい場所を告げて

そこで降ろしてもらう。もちろんバスの時刻表なる物も各教習所が作成してパンフレットの中に入れている。

多くの教習所にこの方式は採用されている、というよりもすべての教習所で存在しているはずだ。

この方式のメリットは、必ず決まった時刻に走行するのでお客さんからすれば安心感はある。

さらに送迎車両には間違いなく学校名(社名)が入るので宣伝になる。

少子化のこのご時世、他校のエリアの遠くのお客さんを獲得するより、

こうして地元のエリアにアピールすることが私は大切だと思っている。



さて、ではデメリットの方はというと、、

これは経営者目線とスタッフ目線でそれぞれ異なる。

まずは経営者目線で言うと、乗車するお客さんの人数が分からないために

大きめの車両が必要になることだ。8人乗りのミニヴァンで走らせて店員オーバーで乗車できないということになればそれこそ信用を失う。

教習所にもよるが15人乗りの車両、もしくは29人乗りのマイクロバスを何台も維持しているのが一般的であろう。もちろんこれは普通車ではない、運転するには中型免許以上が必要でさらには車両の維持にはそれなりの金額が必要になってくる。車検を含め点検費用、税金、燃料代、保険、地域にもよるが冬用タイヤも必要だ。

さらには車両を購入するときも車両代そのものが高額なことに加えて格好良く学校名をラッピングしなければならない。

1台購入するだけでも結構な出費なのだ、車両も大きければ燃費も悪い。

そして決まったルートを定刻に走行させようとすれば当然ながらその分のスタッフが必要で人件費がかかる。

この場合、自社で人を雇って運行させる場合と人材派遣会社からドライバーを派遣してもらうケースがある。

自社でドライバーを雇うときは多くの場合、60歳以上の人を嘱託社員として雇用する。

人件費削減のためだ。数は少ないが指導員がバスを運行する教習所もある。

教習所という業界には閑散期がある。

そんな暇になってしまう時期に指導員にバス業務を担当させようという魂胆だ。

まあ合理的でもある。

とにかくスクールバスを定期運航させるということはかなりのコストがかかっている。



次にスタッフ目線であるがこれのデメリットは結構多い。

まずは、いつ何人乗車するか分からないために、道路上の乗車したいお客さんを見落としてしまうことがあることだ。

ほとんどの教習所において、バスが来たら手を挙げて合図して、などとお願いというか案内しているが

不思議なことに手を上げずにバスが目の前で停止してくれることを待っている教習生が実に多いのだ。

もともとバスが停車する場所として指定されている箇所であればまだしもただ道端に突っ立って

バスが止まることを勝手に期待する、、、今の若者の考え方は分からない。

当然お客さんを見落としてきてしまえばバスの運行自体が無駄であり、当然苦情になる。

苦情はドライバーに伝えられ場合によっては何らかのペナルティになる。

中にはコンビニの中に居たにもかかわらず「バスが通過していった」などといいだす強者もいる。

現代社会では苦情は言ったもの勝ちだ。

バスが来ない、と言った電話があればすぐさま別のスタッフが違う車で迎えに行ったり

間に合わなければ技能教習の予約を取り直すなど対応が必要になる。

じつはこういったこと結構多いのだ。最近では車両に搭載したドライブレコーダーで理不尽な苦情に応戦するケースも出てきたが、そんなことしたって意味はない。所詮は客商売、『負けるが勝ち』である。



そして「バスが来ない」という苦情がエスカレートしていくと

「バスが時間通りに来ない」というものになる。

いい加減にしろ!だ。道路を走行するバスは電車ではない時間通りに来るはずがない。

電車でも日本の電車が時間通り過ぎるのだ世界でも異例なのだ。

早い時間になってしまうこともあるし遅れることは当たり前だ。

当然ドライバーはストレスにさらされる。

教習所の看板を背負ってバスを走らせる、どこの誰より法令の遵守が求められる。

違反行為があればすぐにレコーダーで撮影されてSNSでアップされてしまうご時世だ。

ドライバーは時間がなくても急げない。早くなってしまっても止まっていられない。

(時々駐車禁止場所で時間調整のために停止している教習所の送迎バスがある

ドライバーは停車だからと言い張るだろうが、厳密には客待ち行為であり

駐車に該当するわけで立派な違反行為だろう。)



つまりは教習所の送迎バスは法令に合わせて交通の流れの範囲で走行することしかできないのだ。

渋滞に捕まってしまうこともある。次の教習に間に合わない場合もある。

決められたルートを走行するのだから空いている道を走ることもできない。

ドライバーはただロボットのように走行するのみだ。

さらには運転する車両が普通車ではないのだからドライバーは当然それにあった運転免許を必要とする。

教習所職員なら免許などすべて持っていて当たり前ではあるが。

思ったままに書いてきたが要するに教習所にとって路線バス式にはこのような問題がある。

いやここで述べたことは一部であって実際にはもっとあるだろう。

さてドライバーはルールを守って当たり前という書き方をしてきたが実際にはそうでもない教習所職員もいる。

言語道断だ。しかしこのような行為はその教習所がスタッフ軽視のルートや時間の設定がされているケースが多い。

もし教習所のバスが違反している現場に出くわしたらこれは躊躇なく動画をアップすればよい。

そこにはその教習所の経営者の公共性の欠落が如実に表れているからだ。



Follow me!