3時間講習

前回は2時間講習について説明したので今回は3時間講習について説明していきたい。

3時間講習とはそのままの意味で免許更新に係る高齢者講習の一種で2時間講習に対して一時間長い。

2時間講習の受講対象者は70~74歳までの人、または75歳以上の人で事前に実施する認知機能検査の結果で優秀な成績を修めた人が対象である。(第3分類と言われる)これは2時間講習で説明したとおりである。

では3時間講習はどのような人が対象になるかといえば一言で言えば免許更新が厳しい人たちである。

具体的に言おう、75歳以上で免許更新を望む者は講習を受講する前に認知機能検査を受検してもらうわけだがこの結果が第二分類と結果が出されたものと第一分類とされ医師の診断書を得られた者である。

第二分類とは認知機能検査で記憶力、判断力が少し低くなっている、すなわち認知機能が低下している恐れがある人のことだ。

第一分類とは記憶力、判断力が低くなっている、すなわち認知症が強く疑われる人のことだ。この場合講習の受講はすぐにはできず医師の診断書があって3時間講習の受講が可能となる。

言うまでもないが本来は自動車の運転を続けていくことは望ましくない方々である。

この講習は1人の指導員につき受講者2人まで実施可能である。

受講料は2時間講習に比べやはり少し高い。¥7950だ。



ではその講習の内容はというと、、、

・指導員が行う簡単な座学講習。

(双方向型講義などとたいそうな表記がされることがしばしばあるが要はただの話。)

・視力検査(静止視力、動体視力、夜間視力、視野)

・コース内において実車指導

大まかに言えばこの3点だ。ここで『?』と感じた読者の方は実に鋭い。

そうこれは2時間講習の内容と変わらないのだ。

実際に違う点をいえば実車指導の時に運転している様子を録画して、後でそれを再生して受講者と一緒に鑑賞して危険な箇所、改善しべき部分を話し合うというディスカッションの時間が用意されている。さらに2時間講習の場合は上手にできてもできなくても関係なく車は進んでいって、とりあえず走り終われば終了であるが3時間講習の場合はそうではない。第1分類と第2分類とで少し違う点もあるが基本的には出来なかったことはやり直しになる。

このディスカッションは指導員と1対1で行うために他の受講者は何もしない時間ができてしまう。この時間を埋めるためにビデオを見せている。ディスカッションは何と約30分という設定時間だ。



この3時間講習は2時間講習の内容と比べ大差はない。1時間長くなって受講人数が減るのだ、指導員側からすれば暇になって仕方がない。それに実際にこの講習を実施する現場において30分も個別指導などしていない。それもそうだろう実車に乗って運転しているときにできなかったことはその場でやり直しているのだ。改めて録画した映像を見なくても話は済んでいる。それに失礼を承知で申し上げるが相手は認知機能が低くなっている人だ。30分のディスカッションなどできない。多くの場合せいぜい一人当たり5分~10分程度だ。時間が余ってしまうので講義の時間を延ばしたり、指導員たちはあの手この手で時間を潰しているのが現状なのだ。

2時間講習でも述べたがこんな講習を受けてもでは決して高齢者の交通事故は減らない。

高齢者講習は教習所の単なる金儲けとお役所の責任逃れだ。初めから何の価値もない。

意味のない話に、視力検査、やっても仕方ない実車指導、受講させられる高齢者の方々も気の毒なものだ。

そういえば視力検査についてまだ詳しく話していなかった、では次は視力検査について語ろう。



Follow me!