認知機能検査①

最近では悲惨な交通事故の報道が増えている。

我々はいつもマスコミの報道で世の中の動きを知りそれが世論となっていく。

テレビで大きく取り上げられる交通事故は世間からも注目される。

平成30年の交通死亡事故者数は3532人であるがすべての事故が大きく報道されるわけではない。

しかしながら交通事故はすべて悲惨なものだ。

私たちはマスコミが大きく取り上げる事故のほかにも、多くの死亡事故があり命が失われている現実を理解しなければならない。現実を正しく理解して交通安全を目指さなければ恐らくは何も変わらない。マスコミが取り上げる偏った報道からだけでは交通安全など実現できるわけがない。



タイトルと関係ない話になってしまった、本題に移ろう。

ずっと高齢者講習の話をしているが今回は認知機能検査について詳しく話したい。

運転免許更新に際して年齢が75歳以上になる人はいきなり高齢者講習を受講できるわけではない。

事前に検査を受けて、その検査結果によって講習受講の可否、および講習の区分が決まる仕組みになっている。

・点数が良かった者(第一分類)、いわゆる認知機能が低下していない人は2時間の講習の受講で免許更新となる。

・点数が良くなかった者(第二分類)、いわゆる認知機能に関して低下している恐れがある人は3時間の講習で免許更新となる。

・点数がほとんど取れなかった者(第一分類)、いわゆる認知機能が低下している人は講習の受講はできない。この場合は医療機関の診断書の提出があって3時間の講習の受講が可能となり免許更新となる。



しかしこの制度になったのは平成29年3月からである。それ以前はこの検査は講習の時間内に実施していた。

意味が分かりにくいと思うので、簡単に説明すると当時は年齢に関係なく高齢者講習は3時間で実施していた。75歳以上の受講者はその講習の中で認知機能検査を受検していた。ここで、?と思った読者の皆さんは実に鋭い。

講習を受講すれば免許更新が可能になるのだから、その講習の中で検査を実施していても意味がないのではないか、ということだ。その通りなのだ。以前は講習中に実施するこの検査が0点であったとしても、講習が済めば修了証明書を発行しその高齢者は免許更新をしていたのだ。

今では制度が改正されているが当時はこのような現実があったのだ。

前回の検査が平成29年3月以前の高齢者の中にはこの検査が0点でも免許更新をして運転をしている者もいるのだ。これがどれだけ恐ろしいことかお分かりいただけるだろうか?

と言っても検査内容を知らないままでは伝わらないので具体的に検査の内容をお伝えしていきたい。

そして認知機能検査を実施してきた担当者として実際の現場で起きていた真実をお伝えしたい。

『認知機能検査②』に続く

 



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