またしても

『指名制がもたらす大罪』でとても残念な事故のニュースを報告したがまたしても初心運転者の残念な事故のニュースがあった。

8月3日のことである。

香川県にて悪質なひき逃げ事故の発表があった。

ひき逃げはもちろん全て悪質である。

詳細である。報道されている内容しか分からないが香川県宇多津町の町道で乗用車を運転中、信号のない横断歩道を自転車で渡っていた小学5年の男児をはね、逃げたのだ。

男児は頭などを打ち3週間のけが、犯人は丸亀市の会社員の19歳の少女だ。

香川県坂出署によると8月2日午後1時40分ごろ、事故を起こし逃げその5時間後に110番通報してきたというのだ。

事故当時は休み時間でコンビニエンスストアに向かっていたという、「事故時に通報したら仕事に遅れると思った」と話しているという。



またしても悪質な指定自動車教習所制度が生み出した不適格ドライバーによる悲劇が起きた。

間違いなくこの運転者を輩出してしまった教習所には警察から連絡が入っていることだろう。

そして教習所職員どうしでこの教習生の悪口大会が繰り広げられていることであろう。

元はと言えば自分たちにも責任があるにもかかわらずだ。

本来教習所とは安全教育を実施しなければならない。

しかし今の教習所では教習生をお客様と形を歪め本来必要な安全教育というサービスを実施しない。

楽しければOK、関係ない話でOK、検定は不正でOK、勤める職員はその基準に合わせて自分に責任が生じないようにふるまえばOK、経営者は金儲けができればOK、卒業生が死んでもOK。これが今の教習所の心根だ。

どこの教習所の卒業かは当然知る由もないが、担当制なら担当した指導員が少なからず何らかの形で事情聴取されていることだろう。この場合同僚たちは自分でなくてよかったと考えている程度のことだろう。

もしも指名制なら、教習原簿を引っ張り出してこの卒業生をそれこそボロクソに言っているのだろう。



この少女はひき逃げ犯だ。18歳から選挙権が与えられ、運転しているということは成人と同じように責任を有すると考えるのが妥当だろう。私はこの件に関して実名で発表されることが当然であると思う。

しかしながら哀れに思う一面もある。運転は初めてまだ1年未満のドライバーとしては赤ちゃんのような存在でもある。この少女が教習所でどのような時間を過ごしてきたのか目に浮かぶ。

車を運転するという責任、ちょっとしたことで事故が起きて命が失われるという現実、事故が起きれば自分は犯罪者になって刑事罰や民事責任が生じるという悪夢、こうした真実を伝えずにただ面白おかしく教習所で過ごしたのだろう。

推測だが、あの先生むかつく、あの先生面白い、学科めんどくさい、などと言っていたのではないだろうか?

そしてこのような教習生が大半を占める現代の教習所ではこうした連中をお客さまと言い換えて自分たちがまともな安全教育を実施しない口実に利用しているのだ。

小泉政権時代、郵政民営化という大義名分のもと選挙が行われた。そして当時の郵政事業は国営から民営化されていった。民営化されれば必ず利潤の追求が最も重要になる。内部では競争原理が持ち込まれ、そこに勤めるスタッフには必ず目標という名のプレッシャーがのしかかる。これが続いていけば次第に内部では目標達成のために基準が変わってしまい腐敗が始まる。腐敗がさらに進めば不正が横行する。そして最後には自分たちの身を滅ぼすのだ。

現代の教習所も同じなのだ。3g経営者と天下りの犬管理者のもとで誰も信念をもって安全なドライバーを育成しようとなどと考えてはいない。そこにあるのは自己保身とクズな上司への忖度だけだ。

そういった意味で今回のひき逃げ事故は加害者も教習所が生み出したしまった被害者とも言えるのだ。



もはや教習所は社会における役割を全く果たしていない、少子化に伴いその内容は悪化に一途をたどっている。

指定教習所制度が発足した背景には運転免許を取得しようとする人口が増え、試験場で対応できなくなったことがある。ならば今こそ指定自動車教習所を廃止して民間から国営へ戻してはいかがか?

昔のようにただ試験だけを行うのではなく国営でしっかりと教育と試験を実施するのだ。

自動運転の開発が進められているが後に記す予定だがまだまだ完全な運用までは時間がかかる。いや完全な運用とはどのようなものなのかが模索中なのだ。

それまでの間、悪質なドライバーを生み出し続ける指定教習所をこのまま存在させるわけにはいかない!



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