日本航空123便①

台風の動向が心配な2019年の盆である。

様々な被害が心配されるが、人名には及ばないことを祈る。

テレビの報道が台風に注目しているせいか吉本興業の騒ぎがひと段落してきたような感じが漂っている。

いったい今回の騒動で誰がダメージを受けて誰が得をしたのだろうか?結局は全く訳が分からない状況ではあるが個人的には明石家さんま氏が存在感を示し、また株を上げたように感じる。

彼の座右の銘を知っているだろうか?

『生きてるだけで丸儲け』だ。テレビなどでも言っているので知っている人も多かろう。

この言葉はもともとは違う人物の言葉であったらしいが今では彼の言葉になってしまった。

実はこれ、意味自体は単純かもしれないが深いエピソードがある。



彼は3歳のころに実母を亡くす。父親の再婚相手である継母からは相手にしてもらえず辛辣な言葉をかけられたという。継母に相手にしてもらえず傷つきそれでも振り向いてもらおうと面白いことを考えたことが彼のお笑いの原点だったそうだ。継母は自分の産んだ子だけを可愛がるが彼はその腹違いの弟をすごくかわいがっていた。

この弟とはとても良好な関係だったが、この大切な弟を火災で失う。大きなショックのために笑いも取れず引退も考えたそうだ。

そんな出来事からも立ち直ったとき1985年8月12日、日本航空123便墜落事故が起きる。

この便に彼は搭乗予定だったのだ。しかし仕事が早く済んだことからこの便をキャンセルし全日空35便に変更したのだった。こんなことは言っていけないのだがキャンセルしたということは代わりに誰かがキャンセル待ちで搭乗したということでもある。

事故当日には彼は自信がレギュラーMCであるラジオ番組に出演するも、遺族の気持ちを考えて・・・と語り笑いを取ることもなかった。

とても明るく、止まることのない軽妙なトークは実は常に死を意識してきた彼ならではでもあったのだ。



周知のとおり彼には娘がいる。イマルさんだ。(カタカナ表記で失礼する。)

彼の座右の銘『きてるだけで儲け』からとった名だそうだ。

変わった名前なので周囲からの反対は当然あったが。この名前には『今を生きる』という意味が込められているそうだ。

これを聞くと実に素敵で深い愛情を感じる。いつ自分が死んでいてもおかしくはなかったという彼の生と死の実感から出る言葉は明るく軽いノリでいて深い。

さて今回、突然このようなことを書いていることに違和感を感じている方が多いだろうが、書きたかったことは日本航空123便についてだ。しかしここまで随分と長くなってしまったので後半に続く、とする。

 

 



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