高い離職率

タクシー業界が離職率が高いことは、先に述べたとおりだ。

離職率が高いということは大量に採用するしかない。

しかし大量に採用するということはドライバーとしての養成費用がかさむ。

タクシーのドライバーになるには社内研修というよりまずは二種免許が必要である。

ほぼすべてのタクシー会社が求人広告において「二種免許取得費用全額」と謳っている。

実はタクシー会社は近くの教習所と提携してい続々と入社する新入社員を入校させる代わりに一般の人よりも格安で免許を取得させている。そして引き受けた教習所は最短で卒業できるように予定を組む。

免許取得に期間がかかってしまえばタクシー会社は研修期間でも新入社員に多くの給与を支払うことになる。

さすが常に採用活動しているタクシー業界だ、抜け目がない。

というより社員が辞めないようにしようという発想がこの業界にはない。

まるで教習所業界と同じだ、、



せっかくドライバーを養成しても早くにやめられてしまえば免許取得費用の分がタクシー会社の負担となる。

しかしこれにはちゃんとタクシー会社が損をしないように制度が設けられている。

これはもちろん求人欄に記載されていると思うし、さらには会社説明会でも必ず話があるハズだが

入社して3年以内(年数は会社によって違う)に退職すると免許取得費用を会社に返す制度になっている。

これによってタクシー会社は損をしないように、そしてある一定期間は働いてもらうようにしているのだ。

にもかかわらず、教習所にはコンスタントにタクシー会社から新入社員が送り込まれてくる。

やはりタクシー業界、なかなかに闇が深いようだ。

教習所としては常に入校する人がいるのでタクシー業界がブラックであればその方が儲かる。

タクシーは主要都市か地方かで需要が大きく異なり、当たり前だが東京や大阪のような大都市は多くの台数が必要でタクシー会社も多い。ドライバーも数多く必要だ。しかし地元で求人をかけても人が集まらないのではるか遠くの地方で面接会場まで設けて採用活動をしている。本来ある程度の土地勘が必要な職種なハズなのにこれでいいのかと思うが最近は車両にナビもあるのでいいのかもしれない。

それゆえに教習所の二種免許の入校は主要都市か地方かによって人数が大きく異なる。

さらにタクシー業界、ちゃっかりしている。

ドライバーは制服を着て乗務するわけだが、

この制服、なかなか高そうだ。

しっかりした布地に腕が動かしやすくなるように工夫された縫製。

これを支給するだけでもコストがかかりそうである。

と思っていたら、多くのタクシー会社ではなんと入社したら制服を買わされるそうなのだ。

一般的には考えにくいが、これも大量採用、大量退職の業界だからか。

どう考えたってドライバーが辞めないような会社にしたほうがいいと思うが、、



平成14年にタクシー参入規制緩和があった。

詳しくはここでは述べないが、参入へのハードルが下がったわけだ。

さらには同年に二種免許が教習所でも取得可能になる。

これは一見、業界を活性化させる規制緩和かといえば実態は真逆である。

教習所で二種免許が取得できれば金で免許が買えるのでドライバーが退職しても会社は痛くない。

そして早期に退職すれば免許取得費用を請求すればよい。

会社はノーダメージだ。

そしてますます人を使い捨てにする風潮が助長されていく。

結局、この国の規制緩和は一部の経営者の情緒にあわせただけのものであり、

人を使い捨てにして、雇用が増えたとかふざけたことを言う政治家の自己PRの一部に過ぎない。

そして安全がないがしろにされ、業界の質は下がり続け、底辺などと世間からも言われる。

これではドライバーも誇りを持って働けないし、気に入らないことがあればすぐに辞めてしまうことだろう。

タクシー業界を健全にする方法、それは二種免許を教習所で取得できなくすることだ!

その理由はこれから述べる!

 

しかしタクシー業界にもいいこともある。それは人間関係で悩むことは少ないことらしい。



Follow me!