忌避カード運用の実態

私が過去に事務所でデスクワークで仕事をしているときにあった出来事だ。

あるベテランの先輩指導員が技能教習の責任者である上司に呼び出されていた。

その理由は教習生から忌避カードが出されたということだった。

そのカードにはなぜ、その指導員を回避したいかが書かれている。

しかしそれは一方的なものなので当然、事情聴取がある。

上司に事情を聴かれるベテランの先輩指導員。私も悪趣味ながら聞き耳を立てていた。

その忌避カードを出した教習生は私も一度、一緒に教習を担当させてもらったことがあり、

よく覚えていた。と言いたいが、普段は一回担当しただけの教習生を覚えているのは難しい。

(私の場合、一回だけの関わりでも長く覚えている指導員もいたりする。

こうした職員には本当に関心する。)

その教習生はかなりのインパクトを持っており、強烈な印象が残っていたというのが

正確なところだ。実は女性の教習生だったが何度言ってもカラーコンタクト(教習禁止)、

明らかに運転操作に支障のある長すぎる爪。そしてこちらの言うことに返事もしない

強い個性、というより人格として認めにくい方だった。

職員の間で噂になり、皆がまともに関わらないように教習もただ乗っているだけという

状態だった。

その先輩指導員はその教習生にまともに向き合ったのだ。

皆が見放して早く卒業してくれとしか思っていなかった存在にだ。

そして案の定、忌避カードを出されたのだ。

「これを放っておけば必ず最後にこの教習生が困ることになる。」

というのが先輩指導員の言い分だ。上司と言い争いになっていた。

そして上司の言葉に私も耳を疑った。

「別にできるようにならなくてもいいんだよ」上司は確かにそう言い放った。

先輩指導員はそれ以上何も言えなかった。失望していたのだろう。

ここに現在の教習所の本質がある。教えなくていいのである。

教習生のことなどどうでもいいのである。そう、苦情がなければ。

できなくても卒業できるのである。(詳しくは後の章で)

そして忌避カードは教習所の本質を全否定しまともな指導員を排除する

道具として使われる。

本来、こうした苦情というものは会社全体の問題であり個人の責任だけで終わることではない。

それなのにクズ上司というやつは

「忌避カードを出された指導員が悪い、お前のスキル不足だ。プロ失格だ。前後の教習は関係ない」

などと言いきってしまう。

本来、上司という者には苦情に対してそれを全体の問題として

解決策を考えていくのが必要なのに、これでは完全に責任転嫁なのだ。

忌避カードはこういうクソ上司に突き付けられたものと同じなのに

こういう連中は事態を正しく理解せず、自分の都合のいいようにしか解釈しない。

こんなことを言っている上司がいたらその教習所にとって最も悲劇的なことだ。

こんなクソ上司がいるから職員はやる気をなくすし、苦情は全く減らない。

そしてこういうことを言っている上司がいる教習所は

必ず崩壊するし、そして滅ぶ。

そしてなかには、教習生にこんなやつ(気に入らない同僚)忌避カードを出してやれとそそのかす

とんでもない卑劣な指導員もいたりする。信じられないが本当にいるのだ。

そしてこういうヤツが教習生に人気があったりするからタチが悪い。

こいいう指導員こそ排除しなければならない。

逆に考えればこんなカードがない教習所なら自分たちの教習に自信を持っているといえる。

 

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