無線教習な教習所

模擬運転装置の話でも述べたように一人の指導員で

同時に複数の教習生を受け持つことができる教習方法がある。

今から述べる無線教習も模擬運転装置と同じくその一つである。

ただしこれらは複数教習という呼び方はしないことになっている。

(複数教習は後で語ることにしたい)

さて本題の無線教習であるが、40代以上の読者、あるいは30代の人も

懐かしく感じる言葉ではないだろうか。

この無線とは文字通り、電波を利用した無線通信機でそれを搭載した車両に教習生が

乗車し、指導員はその車両に同乗せず離れた部屋からそれを見ているというスタイルだ。

必要に応じて無線通信機を用いて教習生に指示や指導をする。

無線教習を実施する表向きの理由は、教習生に自分で判断させ自発的な運転行動を

とらせることである。しかし本当の理由は全く別である。

無線教習は指導員が同乗しないので一人の指導員で同時に3人の教習生を

受け持つことが可能である。教習生が支払う教習料金は無線教習でも単独の教習でも

変わらないので、教習所は3倍儲かる仕組みである。

それと、以前は教習生の人数が多く言い方は悪いが教習を裁くのに指導員の人数が不足した。

模擬運転装置も無線教習も一人の指導員で複数の人数を裁けるので教習生が早く卒業させるのに

多少は貢献した。

しかし現代ではどうだろう。この少子高齢化の時代、免許取得人口は減っている。

それでも無線教習を実施するのは単純に3G経営者の金儲けと、3G教習所がブラック企業で

指導員の退職が多く無線教習を実施しなければ教習生を卒業させられないという事情がある。

それでも3G経営者や犬管理者は無線教習は教習生の自発的な運転行動を促す、などと

詭弁を言うだろうが、そんなことはありえない。

実際の無線教習は指導員が同乗していなくても大丈夫なように、

非常に単純なコースに設定されている。そうしなければ無線の教習車がコースの中で立ち往生し

他の教習車に迷惑になってしまう。昔の教習所では無線教習でもS字コースや

クランクコースなどに侵入させる骨のあるところもあった。

今の教習生は昔の教習生に比べれば圧倒的に技量が低い。

これはアンケートを恐れ我々がちゃんと指導しなかったことに加え、もともと今の18歳は本当に

鈍い子が多い。(大変失礼なことを言っていることは自覚している、しかし事実なので仕方ない)

今の無線教習は何もないコースをただのんびりと走っているだけで指導員が同乗しなので

なんの技術的なアドバイスはなく。得るものなどない。

あえて言えば完全に勘違いの根拠のない自信を教習生が持ってしまい、その後の教習が

やりにくくなることだ。

しかしそれでも今の教習生の中には、そんな簡単な無線教習でさえ実施することが危険な者が多い。

無線教習はそもそも模擬運転装置と同じく別に実施しなくてもよいものだ。

技量が未熟な教習生にはこれを回避するように直前の指導員は指示をする。

(もし事故になれば誰も得はしない。)

これはまだマシな方である。本当にやばい3G教習所は誰であろうと無線教習を実施させるようにと

上司は指導員に指示をする。そうしなければ金儲けができないからだ。

 明らかに無線教習ができない未熟な教習生が無理やりそれを実施して、

貴重な練習時間を捨てていく。全ては経営者一族の利益のために。

無線教習はMTの教習生で1段階のうちで最大で3時限、ATの教習生で最大2時限まで

実施可能となっている。たとえばMTの教習生で模擬運転装置による教習を2時限、無線教習を

3時限実施したとしよう。1段階は最短で15時限なので指導員が同乗指導するのは

たった10時限となる。しかもその10時限のうちAT車を使った教習を1~2時限は必ず

実施しなければならないので実際はもっと少ないことになる。

こんなことで教習生がまともに車を動かせるようになるわけがない。

道路上で教習所の車がフラフラと危険な動きをしているのにはこんな背景があることを

一般のドライバーは知ってほしい。その教習所は金儲けだけが本意の3教習所だと。

先ほど述べたように今の18歳は本当に鈍い。教習時間を減らしてまともに仕上がるハズもない。

あえて無線教習をやめた良識ある教習所もあると聞く。実際には事故が多かったり、

検定車の前に飛び出したりなど、実務上の不都合があったに違いない。

それでも私はそれを熱烈に支持する。

読者の皆さん、教習所を選ぶ際は見た目の金額だけでなくこうした中身を問い合わせてほしい。

模擬運転装置や無線教習の回数でその教習所の考え方が分かるのだ。

どうか大切なお金と時間、そしてドライバーとしての一歩を踏み出す最初の教育の機会を

3G教習所に騙されないでほしい。

 



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